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住宅ローンの計算方法をわかりやすく解説【元利均等・元金均等の違い】

更新日:2026-04-04

住宅ローンの計算は複雑そうに見えますが、基本的な仕組みを理解すれば怖くありません。「なぜこの金額になるの?」を理解することで、より賢いローン選びができます。

住宅ローンの2種類の返済方式

返済方式特徴メリットデメリット
元利均等返済毎月の返済額が一定家計管理しやすい返済初期は利息が多い
元金均等返済毎月の元金返済額が一定総利息が少ない返済初期の負担が大きい

日本の住宅ローンでは元利均等返済が主流で、ほとんどのシミュレーターもこれを基準にしています。

元利均等返済の計算式

月々の返済額(M)は、以下の式で計算されます。

元利均等返済の計算式

M = P × r × (1+r)^n ÷ ((1+r)^n - 1)

P = 借入金額(元金)
r = 月利(年利 ÷ 12)
n = 返済回数(年数 × 12)

例:借入3,000万円・年利1.0%・35年(420回)の場合

  • P = 30,000,000円
  • r = 0.01 ÷ 12 ≒ 0.000833
  • n = 35 × 12 = 420
  • M ≒ 84,685円(約8.5万円)

元利均等 vs 元金均等:実際の比較

借入3,000万円 / 金利1.0% / 35年比較

項目元利均等元金均等
1ヶ月目の返済額84,685円96,429円
最終月の返済額84,685円71,609円
総返済額3,564万円3,527万円
総利息564万円527万円

元金均等は総利息が約37万円少ない代わりに、返済初期の月々負担が約1.1万円多くなります。

返済の内訳:最初は「ほとんど利息」という事実

元利均等返済では、返済初期は月々の支払いのほとんどが利息です。

経過時期月返済額うち元金うち利息
1ヶ月目84,685円59,685円25,000円
5年後(60回目)84,685円63,254円21,431円
15年後(180回目)84,685円71,834円12,851円
最終月84,685円84,625円60円

シミュレーターの正しい使い方

  1. まず「今の低金利」で計算する:現在の変動金利(0.5〜0.8%)で月返済額を確認
  2. 次に「金利+1%」で再計算する:将来の金利上昇リスクを想定
  3. 返済期間を変えて比較する:35年・30年・25年の月返済差と総利息差を確認
  4. 繰上げ返済のシミュレーションも行う:早期完済した場合の節約効果を確認

まとめ

住宅ローンの計算は「元金 × 金利 × 返済期間」の掛け算で決まります。重要なのは返済初期ほど利息の割合が大きいという点を理解し、繰上げ返済の優先度を高めることです。シミュレーターを活用して、さまざまなパターンを比較してみましょう。

実際の数字で確かめてみましょう。借入額・金利・年数を入れるだけで、月々の返済額と総コストが瞬時にわかります。

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この記事を書いた人

都内在住。Web制作・デザインに20年以上携わり、現在はインハウスでWeb制作や改善業務に関わっています。自身でも住宅ローンを組み、返済や見直しを経験してきました。実体験と調査をもとに、住宅ローンをできるだけわかりやすく整理して発信しています。