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月々の住宅ローン返済額の決め方【失敗しない5つの基準】

更新日:2026-04-04

「月々いくらまでなら払えるか」——この判断が住宅購入で最も重要です。正しい基準を知らずに「なんとなく払えそう」で決めると、後悔することになります。

基準1:手取り収入の「25%以内」が安全圏

住宅ローンの返済に充てる金額は、手取り月収の25%以内が一般的な安全圏です。

手取り月収安全な上限(25%)余裕の上限(20%)
20万円5万円4万円
25万円6.25万円5万円
30万円7.5万円6万円
35万円8.75万円7万円
40万円10万円8万円

なお、銀行の審査では年収ベースの「返済負担率30〜35%以内」が基準ですが、審査基準と「快適に払える基準」は別物です。

基準2:「月の固定費」を先に洗い出す

返済額を決める前に、毎月の固定支出を確認します。

支出項目目安額
食費5〜8万円
水道・光熱費1〜2万円
通信費(スマホ・ネット)1〜2万円
保険料1〜3万円
車関連費(ローン・駐車場・ガソリン)2〜5万円
貯蓄・投資2〜5万円(最低限)
娯楽・交際費2〜5万円

これらを合計して手取り収入から引いた残りが、住宅ローンに充てられる最大額です。

基準3:「教育費ピーク」を10〜20年後に想定する

子どもが中学〜大学の時期には教育費が急増します。

子どもの進路年間教育費の目安
公立中・高・国立大50〜100万円
私立中・高・私立大150〜300万円
塾・習い事込み+50〜150万円/年

教育費ピーク時にローン返済が重なる場合、月々の返済は今より2〜3万円少なく設定しておくのが賢明です。

基準4:「固定資産税・修繕費」も月割りで計算する

住宅購入後の維持費を見落とすと家計が苦しくなります。

  • 固定資産税:年15〜30万円(月1.5〜2.5万円相当)
  • マンション管理費・修繕積立金:月2〜4万円
  • 戸建ての修繕費積立:月1〜2万円(10〜15年後に大規模修繕)

これらも含めた「住宅維持コスト合計」を手取り収入の35%以内に収めることが理想です。

基準5:金利上昇シナリオで再計算する

変動金利を選ぶ場合の必須確認

現在の金利でシミュレーションして「払える」と判断しても、金利が1%上がると月返済が増えます。3,000万円のローンで+1%は月+7,200円。この増加後も基準1〜4をクリアできるか確認してください。

まとめ:「払える金額」の正しい計算手順

  1. 手取り月収を確認する
  2. 月の固定費・変動費を洗い出す
  3. 教育費・維持費の将来コストを月割りで計算する
  4. 残った金額の80〜90%を住宅ローンの上限にする(10%は余裕分)
  5. 金利+1%のシミュレーションも行い、上限内か確認する

この手順で算出した返済額を目安に、シミュレーターで実際の借入可能額を逆算してみましょう。

実際の数字で確かめてみましょう。借入額・金利・年数を入れるだけで、月々の返済額と総コストが瞬時にわかります。

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この記事を書いた人

都内在住。Web制作・デザインに20年以上携わり、現在はインハウスでWeb制作や改善業務に関わっています。自身でも住宅ローンを組み、返済や見直しを経験してきました。実体験と調査をもとに、住宅ローンをできるだけわかりやすく整理して発信しています。