比較・判断
繰上げ返済は本当に得か?100万円繰上げの効果をシミュレーション
更新日:2026-04-04
「繰上げ返済した方がいい」とよく聞くけど、実際どのくらい得なの?投資に回した方が良くない?——よくある疑問に、具体的な数字でお答えします。
繰上げ返済の種類:期間短縮型 vs 返済額軽減型
| タイプ | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 期間短縮型 | 月返済額は変わらず、返済期間が短くなる | 利息軽減効果が大きい | 手元の余裕は増えない |
| 返済額軽減型 | 期間は変わらず、月々の返済額が減る | 毎月のキャッシュフローが改善 | 利息軽減効果は期間短縮型より小さい |
100万円繰上げ返済の効果シミュレーション
借入3,000万円・金利1.0%・35年ローン開始から5年後に100万円繰上げ返済した場合。
5年後に100万円繰上げ返済(期間短縮型)
| 項目 | 繰上げなし | 繰上げあり | 差額 |
|---|---|---|---|
| 残りの返済期間 | 30年 | 約28年3ヶ月 | 約1年9ヶ月短縮 |
| 節約できる利息 | — | 約48万円 | — |
100万円の繰上げで約48万円の利息節約。実質的な「リターン」は48%相当です。
繰上げ時期が早いほど効果が大きい
100万円を繰上げ返済するタイミング別の利息節約効果
| 繰上げタイミング | 節約できる利息(期間短縮型) |
|---|---|
| 借り入れ直後(1年目) | 約58万円 |
| 5年後 | 約48万円 |
| 10年後 | 約33万円 |
| 20年後 | 約12万円 |
早期の繰上げ返済ほど残元金が大きく、それに対して利息が積み重なるため効果が大きくなります。
投資と繰上げ返済、どちらが得か
この問いへの答えは「ローン金利 vs 投資利回り」の比較で決まります。
| 状況 | 有利な選択 |
|---|---|
| 変動金利0.5%・投資利回り3〜5%期待 | 投資の方が有利(ただしリスクあり) |
| 固定金利1.5〜2%・投資利回り3%期待 | ほぼ同等(確実性で繰上げ返済の方が安心) |
| 変動金利が上昇して1.5%以上に | 繰上げ返済の方が確実で得 |
繰上げ返済の注意点
手元資金を使い果たすのは禁物
繰上げ返済は効果的ですが、生活防衛資金(6ヶ月分の生活費)を残した上で行うことが大原則です。緊急の支出(医療費・失業など)が発生した際に現金がなければ、本末転倒になります。
まとめ
繰上げ返済は確実に得です。特に早い時期の繰上げほど利息節約効果が高く、100万円で50万円近くの利息を節約できます。ただし手元資金のバランスを保ちながら計画的に行うことが重要。繰上げ返済の効果を実際の数字で確かめるには、シミュレーターをお使いください。
実際の数字で確かめてみましょう。借入額・金利・年数を入れるだけで、月々の返済額と総コストが瞬時にわかります。
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